09/14.口パクとネットスーパー
月一回の母親自宅訪問に行ってきた。
スピーチカニューレを利用しているので普段発声することができる。しかし、移動中は唾液の垂れ込み防止のため内筒を使用しなくてはならない。 そのため発声ができずコミュニケーションは口パクで行なっている。
そんな中、
電車で移動中、小学生の男の子と目が合った。
小学生が下車する時、口パクでバイバイと言うと、小学生は不思議そうな顔をして手を振り返してくれた。
車椅子で首にコルセットを巻いて声が出せない障害者は、さぞ不思議だったと思う。でも、伝わったことがとても嬉しい。 とても嬉しい。
母親の自宅に行く時、毎回コンビニとかスーパーでお土産を買って行く。 しかし、今回はイオンネットスーパーを利用した。ネットスーパーを利用した方が時間の節約にもなるし、生ものとか、重いものとか、選ぶバリエーションも広がると思ったからだ。 近所のコンビニでは買えないもの。1日、2日で食べきれるもの。 に重点を置いて購入した。
刺身は晩御飯のおかずにすると喜んでくれた。
夜8時、母から電話がかかってきた。「刺身が美味しかったから。」とお礼の電話だった。
母親は高齢でたくさん食べられない。
料金高くても、量が少しでも、美味しいもの食べた方が幸せだ。
そう思った夜だった。