私の一人暮らしは、ヘルパーに看護師に24時間誰かがいる山あり谷ありの毎日。
在宅生活での人々との出会い、日々の小さな温かさ、身近な暮らしを発信していきます。

3/14.ガスからIH への変更

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雨模様の中2か月ぶりに四日市まで母の顔を見に行った。
今回は表題にもある通り IH へ変更を納得してもらうためだ。
電話で IH の変更を話すると常に母は喧嘩腰。
自分一人では不安なのでケアマネと近くの電気屋も呼んだ。

事の発端は正月明けのことだった。
母親が魚や肉の食品トレーを、台所のガステーブルで燃やしていたことが分かった。
きっと、ゴミの量を減らしたかったのだと思う。
ガスバーナーヘッドの交換が多かったのは、燃やした食品トレーの燃えかすがガスバーナーヘッドにこびりつき、それを無理やり掃除していたからだ。

電話でゴミを焼かないよう何度も説明し、ケアマネージャー、ヘルパーも何度も声をかけた。
それ以降、ガステーブルの利用は安定している様子。
食品のトレイはスーパーで会計を済ませた後、その場で捨ててくることにしたそうだ。

ガスのままでもいけるかなとチラリと思う。
でも、1日でも長く在宅で過ごしてほしい。
その方が元気で暮らせることが間違いないのだ。
僕とケアマネージャーで一生懸命説得したけど拒否の連続だ。

うちの母は現状維持が好きだ。
軽いですが認知もあって、新しいものにチャレンジをしない。
それは当たり前です。
ガステーブルをうまく利用しているのに、わざわざ高いお金を出して使えるかわからないものにチャレンジする苦労。新しい操作方法を覚えることは大変な作業だと思う。
簡単に納得する訳ないよね。
困ったなと思いました。

電気店の年配店主が「80過ぎたうちのおばあちゃんも、卓上用の IH ヒーター上手に使ってたな。 」と言った瞬間。
母親の気持ちが一番傾いた瞬間でした。
複雑だったけど前進したので良かった。
雨の中足を運んだ甲斐があった。